猫に捧げるRPG
「そっか、通りで知らないわけだな。俺、相模流之助っていうんだ」

「……! さがみ…?」

「そうそう、勇者の子孫ってやつ。この辺りじゃ結構有名なんだぜ」

ちょっと冗談めかして言うと、レティシアは青ざめはじめた。

「……? おい、大丈夫か?」


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