ガジュマルの木の下で
私は喜志ちゃんと顔を見合わせて笑った。
ふと時計を見ると午後8時。とっくに夜ご飯の時間は過ぎていた。

けんさんが言った
「今日はケーキが夜ご飯だな」



喜志ちゃんは、えへっと笑ってみせた。


そして私は
ケーキをおかわりした。


幸せだった。
幸せだった。
幸せだった。


今の私は
なんなんだ。
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