プライド~3姉妹の恋~
「喉乾いたな…」

「女王これどうぞ」

「ン,気が利くじゃない。ありがとう。」

「はい」


ほら,今日もポツリと呟いた一言でも
誰かが気付いてくれて飲み物を差し出してくれる。

しかも,私の好きなミルクティだし。


使用人(姫南が勝手にそう呼んでるだけ)は,私がニコリと微笑んで
「ありがとう」と言うだけで嬉しそうな顔をして
次からもまた同じように私の事を見てくれて聞いてくれる。

その繰り返し。
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