変愛事情
変な緊張感が
二人を包んだ




「…寂しかったのかも」
健人は
テヘッと照れるように
沙織の方を見た


 キュン


この一撃が
最後のピースになった


 あたし・・・





















 健人のこと好きだ!!












 うん
 大好きだよ

ずっと引っ掛かっていた
気持ちの答えがやっと出た


沙織は何度も何度も
心の中で
その気持ちを
反芻した



そして
想えば想う程

健人への気持ちが強くなっていき


気持ちは
確かなものへとなっていた
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