チェンジ
バスケ部
『おはようございます』
「……………」

出ました、シカト攻撃…まぁ、いつもの事だから慣れてる。

「先輩!!おはようございます!」

「あっ!カナおはよ~」
やっぱりだ
先輩は、自分が挨拶しても返してくれない。
でも、他の部員が挨拶したら返してる…

自分はいつものように、一番最初にバッシュを持って部室を出た。
部室にいるのが嫌だったから…

バッシュを履くために右足 をいれた

『痛ッ!!』

鋭い痛みが自分の足の裏に走った。

そこに入っていたのは…「画鋲」だった。

お気付きの通り…
自分は、いじめられている…

なぜかって…
自分は、福岡の田舎にある中学にかよってる
名前は 中川 奈津美
小学校までは、別の市で過ごしてた。
バスケは小2からずっとしてる。
そのチームは、県の中でも最も古い歴史を誇り、実力も全国に通用するくらいのチームだった。
中学は、引越しして今の学校に入学した。
自分は、迷わずバスケ部に入部した。

そのバスケ部は
まぁ…自分から言わせてもらうと
物足りないチームだった「強い」ってわけでもないし…
『弱い』ってわけでもない…
かなり「普通」のチームだったから…
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