流れ星との約束
「アウト!」
倒れ込みながら、宗はぼんやりとその声を聞いていた。
――アウト?
意味が分からなかった。余裕で生還できたはずなのに、何故自分はアウトになっているのだろうか。
「吉田、すまん……。まさか小沢さんの肩があんなに凄いとは思わんかった……」
慌てて駆け寄ってきた、3塁ランナーコーチの杉山が申し訳なさそうに言った。宗は、ゆっくりと立ち上がり首を振る。
「あれはしゃあないわ。杉山のせいじゃない……。気にせんと戻れ」
杉山には何の罪も無い。おそらく、センターの小沢が強肩を見せつけたのだろうが、宗もそれは予想できなかった。
彼はベンチへと戻り、すぐにキャッチャー道具を装着しようと、それの前でしゃがみこんだ。
「吉田、ちょっといいか?」
宗がレガースを足に装着しようとすると、いつの間にか隣に立っていた安藤が、不意に宗に言った。宗は顔だけを上に向ける。
「ああ。何や?」
「少し、教えておきたいことがある。立ってくれ」
疑問に思いながらも、宗はレガースを地面に置いて立ち上がった。安藤の表情は、いつになく真剣だった。
倒れ込みながら、宗はぼんやりとその声を聞いていた。
――アウト?
意味が分からなかった。余裕で生還できたはずなのに、何故自分はアウトになっているのだろうか。
「吉田、すまん……。まさか小沢さんの肩があんなに凄いとは思わんかった……」
慌てて駆け寄ってきた、3塁ランナーコーチの杉山が申し訳なさそうに言った。宗は、ゆっくりと立ち上がり首を振る。
「あれはしゃあないわ。杉山のせいじゃない……。気にせんと戻れ」
杉山には何の罪も無い。おそらく、センターの小沢が強肩を見せつけたのだろうが、宗もそれは予想できなかった。
彼はベンチへと戻り、すぐにキャッチャー道具を装着しようと、それの前でしゃがみこんだ。
「吉田、ちょっといいか?」
宗がレガースを足に装着しようとすると、いつの間にか隣に立っていた安藤が、不意に宗に言った。宗は顔だけを上に向ける。
「ああ。何や?」
「少し、教えておきたいことがある。立ってくれ」
疑問に思いながらも、宗はレガースを地面に置いて立ち上がった。安藤の表情は、いつになく真剣だった。