Princessの掟
最終章

ティアラ者







「あっ…、戻らねーと。」



優斗が突然叫んだ。 



「あーそうね?」



私たちは手をつないで部屋を出た。 



「ねぇ?優斗、私たち一緒に会場入って大丈夫かしら?」



廊下を歩きながら尋ねる。優斗は大丈夫と答えただけで後は何も言わない。



なんで普通なんだろう?



会場にいなかった百合亜はゲームのことを知らない。 




それを知っていた優斗はちょっといたずらを考えていた。 



そんな企みを知らない百合亜。 



この後起きることに腰を抜かすのは言うまでもなく。 






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