【短編】花学園
人影があった。

…いたの?・・・・


いたならいたって言えよ〜


そこには、あたしの席の隣の人がいた。


まぢで!?

聞かれてたっ!?

「もしかして…」

「あ〜、聞こえてたよっ」

まだ、もしかしてまでしか言ってないじゃん。


それに、もし聞こえてても普通は『何も聞こえてないよ』って言うでしょっ?


だから、男ってヤツはっ!

「それよりさ〜一緒に寮まで行こうよー」


なに?

いきなりナンパですか?


チャラチャラして、ピアスつけて、ネックレスして〜っ


ま、とりあえず一緒に寮まで行くことになった。


「あ〜、そうだった。自己紹介まだだった!俺は水裏潤也。よろしくな〜っ」


「あっ、あたしは、上田美衣子です。よろしく。」


「も〜、敬語とか使わなくっていいから!」


「・・・・うん。わかった。」


最初は、なんか変な人ってカンジだったけど、


絡んでみればケッコーいい人カモ。


ケッコーカッコイイし。


タイプかも。

なんて。

…顔はね。


この性格はちょっと…
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