あたしの執事
おチビちゃん…確かに身長は低いほうだし、梓さんにも悠に負ける。

だけど…あまりにも失礼ではないか…?


「…っそうですけど、何か?」


少し目線は『上』気味に、おチビちゃんの汚名を返上するかの意気で、言葉を発する。


「あら玲ぃ、何か怒ってるわ。この子」

「千秋、ヤキモチ?」


如月がまたいらない言葉を言う。梓さんに勘違いさせてしまうではないか。


「違うっつーの。なんでそっちの方向に持ってくかな…」


強固否定をし、あたしは邪魔をしないようにその場を過ぎ去る。


「行っちゃったわね。気を使わせたのかしら…」

「それだけお前は余計な存在っつーことなんだよ」


その頃、あたしは上の部屋で耳をそばだてながら、話を聞いていた。
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