隠し事


瀧が煙草の煙をフゥーと吐く。

「腹減ったな。」

いきなりそんなこと言うもんだからびっくりした私は「ふぇ?!」なんていう可笑しな返事をした。


そんな私を怪訝な目で見る瀧を軽くスルーし、

「何か作ろっか??」

そう言って立ち上がり、冷蔵庫を開ける。

「あぁ。」

瀧の返事を聞き、何にしようか考える。

冷蔵庫には肉や野菜がきちんとある。

簡単に作れるものがいいかなぁなんて考えてたら後ろから手が伸びてきた。


驚く暇もなく私は瀧の腕の中。

「たっ瀧!?」

「ん??」

瀧は返事をしながらギュッと更に抱き締めてくる。


「離してくれないと作れないんだけど??」

「そうだな。」


そんなこと言いながら瀧は首筋に顔を埋め、チュッと唇を這わす。

「ちょっ・・・」

「飯より亜子がいい。」


低い声で甘く耳元で喋られ背筋がゾクってなった。




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