君にティアラ
「あんたが怪我させたクセに!」

「無責任!」

「てめぇが怪我してみりゃ、いんじゃね?」

一人の女の子の言葉に、全員が笑い出す。

「そりゃいいや。やってやろうか」

小百合さんの手があたしに伸びる。

ドクン。

や、だ…っ。

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