Tales of Love
『でも何で病院なんだろう?やっぱり怪我してるのかな?あの火事で全く無事で済むわけないし…それに私をかばってくれた時の背中の傷だって大怪我だし…』
そう考えているうちに病院に到着してしまった。

高まる期待に胸が鼓動する。受付で病室を聞きその病室の前までくると確かにネームプレートには:大森正輝:と書いてあった。一字一句間違いなくテルと同じ苗字、同じ名前だった。この扉の向こうにテルがいるのだろうか、半年ぶりに自分を見たテルは何と言うだろう、美里はおそるおそる扉を開けた…
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