Tales of Love
その頃、美里達が明日行く予定になっているB県の病院では一人の少年が診察を受けていた。

「うん、背中の傷は大分良くなって来てるよ。それで記憶の方はどうだね?」

「何にも…」

「そうか…私は精神的な事は専門外だか精神科の先生に言っておくから。焦らずに、少しずつでいいんだ。」

「はい…ありがとうございます」

「うん、明日も一応来てくれるかな?」

「はい、お願いします」

「じゃあまた明日、正輝君」

「ありがとうございました」
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