Tales of Love
「正輝…」
「記憶なんかもどさなくてもいいと思ってました。でもあなた達、いや美里さんに会ってからなにかが変なんです。僕の心の中でなにかが疼くんです。彼女のことが頭から離れないのに彼女のことを想うと頭痛がするんです」
「正輝よく聞け、今日ここに来て確信したことがある。お前の本当の名前は大森正輝。前に探してると言っていた美里ちゃんの恋人だ」
「!?僕が…ですか?」
「半年前、俺達の学校が火事になった、お前は逃げ遅れた美里ちゃんを救いに行ったんだ、背中の傷はその時に負ったものだ。あの状況で助かることは絶望的だった。しかしお前は助かった、だが記憶をなくした。美里ちゃんに逢ったことでテルとしてのお前が心の中で反応してるんだ」
「教えてください、僕はどうすればいいんですか?」
「それは俺が教える事じゃないよ、答えはお前が見つけることだ。先に戻ってるぞ」
「一重さん、その…僕たちは…友達、だっんですか?」
「違うよ、俺達は戦友…かな」
「カズ…さん」
「記憶なんかもどさなくてもいいと思ってました。でもあなた達、いや美里さんに会ってからなにかが変なんです。僕の心の中でなにかが疼くんです。彼女のことが頭から離れないのに彼女のことを想うと頭痛がするんです」
「正輝よく聞け、今日ここに来て確信したことがある。お前の本当の名前は大森正輝。前に探してると言っていた美里ちゃんの恋人だ」
「!?僕が…ですか?」
「半年前、俺達の学校が火事になった、お前は逃げ遅れた美里ちゃんを救いに行ったんだ、背中の傷はその時に負ったものだ。あの状況で助かることは絶望的だった。しかしお前は助かった、だが記憶をなくした。美里ちゃんに逢ったことでテルとしてのお前が心の中で反応してるんだ」
「教えてください、僕はどうすればいいんですか?」
「それは俺が教える事じゃないよ、答えはお前が見つけることだ。先に戻ってるぞ」
「一重さん、その…僕たちは…友達、だっんですか?」
「違うよ、俺達は戦友…かな」
「カズ…さん」