愛され彼女



「おい、柏木飲み物買ってこい」


「えー、やっと俺出れたのに」


「何にだよ」


まだぶつぶつ言ってる柏木を無理矢理買いに行かせて碧を離すと俺は声をかけられた。


「あのぉ、男の子だけできてるんですかぁ」

「えっ?いや、…」


俺が話す前に5人の女達はぺらぺらと勝手に話し出す。
うぜぇ…………。


「私達も女だけだし一緒に遊びませんか?ってねー!」

「ねー!」とか後の女達も言い出す。


……遊ぶわけねえじゃん。っつっても女とか断ったらすぐ泣くしなあ…。
俺が悩んでいると碧が俺の腕から離れて女達にこたえる。


「おまえらブッサイクだなあ!この方にはな、めっちゃ可愛い彼女いんだっつの!その彼女に比べたらお前ら米粒以下だ!」


< 198 / 226 >

この作品をシェア

pagetop