鋼の心

複雑な想い









セレナの事件から……。


ルシュアの部屋はルシウスの部屋と
同部屋になった。


あれから1週間が立とうとしている…。


そして…今日…ビオに真実を告げた。


「ルシウスじゃ…ない?」

そう目を見開いたビオ…。


ルシュアは深く頷いた。


「セレナ…だったの。
私の父を殺したのも…
ビオの両親を殺したのも。」

静かに言ったルシュア…。


「ははは…っ。」

そう乾いた笑い声を上げて…
ビオは壁に凭れ掛かった。









< 119 / 222 >

この作品をシェア

pagetop