危険な日々
「いっいらない」


私は悪魔の手を引き剥がすと前に向き直る。


ばかばかっ


もー心臓の音うるさいぃ!!!


「麗玻、耳まで真っ赤…」


「~~っっ!!」


私は耳を押さえ横目で悪魔をにらむ。


「キライ///」


私の必死のひどい言葉にも悪魔は笑顔。


「本当に??」


そういって後ろから手を回して、


私のおへその前で手を組み


私の背中にくっついた。


「っ~~///」


「ほら、早く漕いでよね。麗玻」


あぁ…


なんかもう


事故りそう…


私はドキドキでふわふわとした気分のまま、


またペダルを漕ぎ始めた。
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