危険な日々

ヤキモチと彼氏と不安

キーンコーン


カーンコーン…


授業終了の鐘が鳴り響き、先生はそそくさと教室を去り生徒達はいっせいに思い思いの場所に移動しておしゃべりを始める。


私は机に肘つきぼーっとしていた。


学校にいる時はほとんど他人モードな私と悪魔。


まっ、そんなの普通日常でいいけど。


普通過ぎる一日の学校生活に、ただ私の頭を占めていたのが


…エロ悪魔


突然現れてたった少しの時間で私の心に淡い恋の風を送り込んだのは


紛れもなく


ゆっちゃん


ほんの数日で奪われてしまった心はただただ私の頭の中を悪魔で占拠して悪魔の一挙一動に振り回されてドキドキと震えるんだ。


これは恋と呼べない??


けど、この気持ちに恋と言う言葉以外に合う言葉は見つからないから


きっと私は悪魔に『恋』をしてるんだと思う。
そう…。


私、悪魔に恋してる


「麗玻」


今日幾度目かわからない


悪魔への気持ちの確認を無意識に行っていると、


夏が私の机の前に立っていて


透き通るような声で呼ばれた

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