月と太陽の事件簿4/卒業までに解く問題
「まぁ聞け」

達郎兄ちゃんは人差し指を立てた。

「まず第1に『死ねお前は』という文章は推測に過ぎない」

次に中指を立てる。

「第2に、手紙にある数字が出席番号というのも推測だ」

「出席番号って達郎兄ちゃんが言い出したことなんだけど」

「そして第3に」

無視かコノヤロー。

「殺害予告に『死ねお前は午後』ってのは日本語としておかしくないか?」

…まぁそう言われれば。

「オレだったら『お前は午後〇〇で死ね』という書き方をする」

「殺害予告したことあるの?」

「話の腰を折るな」

はーいすみませーん。

「それなら、この手紙はどういう風に解釈したらいいの?」

「それは…」

次に発するであろう言葉に対し、あたしは身を固くした。

「それは全然わからん」

期待したあたしがバカだった。

「だってヒントがないんだ、仕方ない」

そりゃそうだけどさ。

「パズルの出題者はフェアプレーの精神で解答者に接するべきだ」
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