月と太陽の事件簿4/卒業までに解く問題
放課後に帰ろうと下駄箱を開けたら入っていた。
2通目は翌週の11日。
場所は同じく下駄箱。
「ここ数日、その手紙の意味ずっと考えてたの」
「それで意味は分かったのか?」
「わかんないから相談しに来たんじゃない」
あたしは身を乗り出した。
「お願い達郎兄ちゃん。その手紙、解読して」
「なんでオレが」
「だって探偵でしょ」
「父さん兄さんの手伝いをしてるだけだ」
「さっき言い忘れたんだけどさ…」
あたしは気になってた事を口にした。
「正確には麗実姉ちゃんを手伝ってるんじゃないの?」
「あ、忘れてた」
「達郎兄ちゃん最低」
麗実姉ちゃんは警視庁の捜査一課の刑事。
現場では達郎兄ちゃんのパートナーとして何かと苦労してるらしい。
それなのに忘れさられるとは。
「いやレミを邪険にしてるつもりはないんだがな…」
「この際それは別にいいのよ」
あたしも何気にひどい。
アメリカンを一口飲んで間を空けた。
2通目は翌週の11日。
場所は同じく下駄箱。
「ここ数日、その手紙の意味ずっと考えてたの」
「それで意味は分かったのか?」
「わかんないから相談しに来たんじゃない」
あたしは身を乗り出した。
「お願い達郎兄ちゃん。その手紙、解読して」
「なんでオレが」
「だって探偵でしょ」
「父さん兄さんの手伝いをしてるだけだ」
「さっき言い忘れたんだけどさ…」
あたしは気になってた事を口にした。
「正確には麗実姉ちゃんを手伝ってるんじゃないの?」
「あ、忘れてた」
「達郎兄ちゃん最低」
麗実姉ちゃんは警視庁の捜査一課の刑事。
現場では達郎兄ちゃんのパートナーとして何かと苦労してるらしい。
それなのに忘れさられるとは。
「いやレミを邪険にしてるつもりはないんだがな…」
「この際それは別にいいのよ」
あたしも何気にひどい。
アメリカンを一口飲んで間を空けた。