月と太陽の事件簿4/卒業までに解く問題
「あたしとしては、残り少ない中学生活に余計な問題をはさみたくないのよ」
「そんなに気になるなら学校に相談すればいいじゃないか」
まぁなんてつれないお言葉。
「こんなこと学校に知られたくないよ」
HRや全校集会で取り上げられようもんならいいさらし者だ。
現代っ子のあたしとしては、それは望むカタチじゃない。
「だったら警察だな。レミに相談したらどうだ」
「達郎兄ちゃん」
あたしは声を固くした。
正直、腹がたってきた。
「あたしが達郎兄ちゃんの事どんだけ頼りにしてるかわかんないの?」
頭に血が昇りそうになるのを必死に押さえる。
「手紙のこと話したの、達郎兄ちゃんだけなんだよ?」
まっすぐ見つめると、達郎兄ちゃんはパフェを食べる手を止めた。
「カホの怒った顔、レミそっくりだな」
達郎兄ちゃんはそう言って笑った。
「だったら引き受けてくれるの?」
「レミそっくりな顔されたら断るわけにはいかないからな」
「そんなに気になるなら学校に相談すればいいじゃないか」
まぁなんてつれないお言葉。
「こんなこと学校に知られたくないよ」
HRや全校集会で取り上げられようもんならいいさらし者だ。
現代っ子のあたしとしては、それは望むカタチじゃない。
「だったら警察だな。レミに相談したらどうだ」
「達郎兄ちゃん」
あたしは声を固くした。
正直、腹がたってきた。
「あたしが達郎兄ちゃんの事どんだけ頼りにしてるかわかんないの?」
頭に血が昇りそうになるのを必死に押さえる。
「手紙のこと話したの、達郎兄ちゃんだけなんだよ?」
まっすぐ見つめると、達郎兄ちゃんはパフェを食べる手を止めた。
「カホの怒った顔、レミそっくりだな」
達郎兄ちゃんはそう言って笑った。
「だったら引き受けてくれるの?」
「レミそっくりな顔されたら断るわけにはいかないからな」