甘々先生。

終了を知らせるチャイムが鳴り、皆教室へ戻る。

いつもなら、先生のとこへ行くけど、今日は違った。

素通りで理科室を出て行く。


行けないよ。

だって、先生が瞳先生と笑ってるんだもん。


あたしなんか、いないみたいにさ。

そうだよね。

先生も大人。

大人の女性のほうがいいよね。


こんな子供……


相手にされなくて当然だ。



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