短編集
妬いてくれない?




「俺が女子と話してても反応見せないし?」
「…イヤだったよ!でも…」
「でも、なに?」
「我が儘はイヤだから」
「妬いてくれてた?」
「あたりまえじゃん」
「…ごめんな」





籠が誰よりも好きなんだよ。






妬いたに決まってるじゃん。





「籠の馬鹿っ」
「馬鹿はどっちだよ」
「え」
「怖いくせにっ」





2人は手を繋いで公園を出た。













owari

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