君と生きる【実話】


それから、光星と瑠奈は正式に同棲を始めた


秀も彼女と住み始めたから、二人っきり


断ったのに、瑠奈の母親にも挨拶しにいった


「自分はバツ2で、子供も二人います。養育費や慰謝料を払っていて、楽な暮らしはさせてやれないかもしれないけど、真剣に先を考えたうえで、同棲させてください」


そう言って、頭をさげた光星


母親は、光星の真剣な態度に、笑顔で頷いた


母親が、瑠奈の彼氏をかっこいいと言ったのは、智也以来だろう


でも、二人きりになった時に結婚は辞めときな、と母親に言われた


親の気持ちになれば、当たり前の意見だろう


そんな気ないから、と軽く笑って返した



光星に限らず、一生誰とも結婚なんてするつもりはない



愛する人と結婚するのが、幸せのカタチなら


私の幸せは、もうこの世にはないのだから‥




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