君と生きる【実話】


それからは、前のような毎日の繰り返しだった


智也がいなくなっても、世界は回る



何事もなかったように‥



変わったのは、瑠奈と智也の周りの人達だけ



ふとした瞬間に、どうしようもない気持ちがこみあげてくる日々


夜は泣くことが多くなっていた


そのたび光星は、何も言わずに瑠奈を抱き締めた


そして、二人は身体を重ねる



ぬくもりが


愛情が欲しかった




どんなに愛の言葉を囁かれても


身体を重ねても


埋まらない穴





瑠奈は弱い




何度だって、同じ過ちを繰り返し続ける



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