捨て猫に愛をください
俺は言われたとおりにヨロヨロと立ち、矢井田さんを見た。

相変わらずゴツいサングラスをかけている。
煙草をくわえて、巨体で俺を見下ろす矢井田さんは鬼みてぇにおっかなかったけど、目は誰より優しかった。


「名前は」

「・・・・・・金嶋健カネシマタケル。」

「ハイト、うちに来い。」

「えっ」

「今日からお前はハイトや」

「・・・・・・・・・・・・・・・。」
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