水色なお姫様



「みぃねぇ。髪結ぶゴムなあい?」

みぃねぇは黒いシュシュをもってきた。

あたしは結構癖があってアイロンをしないと毛先がありえなくなってしまう。


制服に着替え、貸してもらったシュシュで髪をポニーテールにする。


その間。伝次郎は疲れたのかソファーで伸びていた。


ピーンポーン♪

あっ!!来たっ!
美妃だぁ。



ガチャッ!

勢い良く玄関を開けると、いつもの笑顔が私の前にあった。




「おは~。」



「おはよっ!美妃!」

「なんか、元気だね。」

「だって、美妃の笑顔癒されるんだもん。」

「なんか・・。嫌なことでもあったの?」


うへっ、ばれてる~。
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