【短】さ く ら Ⅰ~あなたのことが好きすぎて~


「わかるでしょ?わざわざ言葉にしなくても、ベッドの近くをさがしてるんだから。」


「うそ……。」


「残念ながら本当なの。」


「うそっ!」


「本当だって言ってるでしょ?その証拠にほらっ?ピ・ア・ス♪」


陽介のベッドのシーツの隙間から出てきたのは、まぎれもなく女物のピアス…。


「なんで……。」


ねぇ陽介…なんでなの?


「あたしね、陽介くんが好きなの。だから邪魔なの、あなたが。」


そう言ってあたしの肩を思い切り押してきた。
それでバランスを崩したあたしはテーブルにぶつかって、せっかく作った肉じゃがを思いっきりひっくり返した。
足に思いっきり肉じゃががかかって、すぐにお皿の割れる音がした。


< 19 / 45 >

この作品をシェア

pagetop