キズナ

「何を言ってるんだ!もう二度と契約はしない!帰ってくれ」

金子社長がドアを開けようとした。

「息子さんが、捕まっても良いのですか?」

「…何?」

「いや~偶然証拠写真を撮った人物がいましてね。僕も驚いたのですが」

優香は写真を見せた。

「…これは…君、こんなことして良いと思っているのか!」

「この他にもまだまだ沢山あるんですが、ネットに流そうか、どうしようか迷っているんです」

優香はつい驚いて藤井を見た。

写真はこれしかない。

だけど、金子社長の顔がどんどん青くなった。

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