キズナ
「ところで、御社がうちの契約を切ってからの損失を計算してみました」
藤井が資料を見せた。
「御社もかなりの損失になりますよね。お互いの為に、良い関係にもどしませんか?このことは私達以外、誰も知らない話です」
「お願いします」
優香は頭を下げた。
「…仕方ない、契約しよう」
「あ、ありがとうございます!!」
優香は何度も頭を下げた。
良かった!
「その変わり、その写真は必ず破棄してくれるんだな?」
「はい、もちろんです!ここにサイン、宜しくお願いします!」