土曜日に恋







翔くんの顔を見る。







翔くんはあたしの視線には気付かずに運転している。







あたしの頭の中では、『亜衣だけ』という言葉と『特別』という言葉がぐるぐる回っていた。







こんなときなのに、あたしは何かを期待している。






まだ、仲直りもしていないのに。






昨日までは『翔くんの彼女になりたいわけじゃない』って断言できた。






でも、正直に言うと、今は、違う。






< 97 / 304 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop