*。俺様な吸血鬼。*



「や!」


ヴァンパイアは私の言葉に耳も傾けず、

私の手を唇に近づける。

そして私の手から出ている血を舐めた。


「!!」


「ん~、やばい、この味ハマリそ。」


可愛い顔で笑ってるけど、ヴァンパイア。

怖いオーラが漂ってる。


「俺と契約交わそ?」


そのヴァンパイアはそう言うと一度離していた手を

また掴み私を引き寄せた。


「や、やだっ!!」


「その顔もいいねぇ。」


(だめ、会話が成立しない;;)


「なにやってんだよ!!響!!」


諦めかけてたトキ月が助けに来てくれた。


「あ、月。なに、この子月の契約した子?」


「そぉだよ。」


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