転勤族妻の憂鬱
俺は、いつもの場所である、テレビの前に腰を下ろして

タバコに火をつけて

プハーと息を吐いた…


そんな俺を、奈央が見つめていた。



「なに?」

「ううん。別に、ただ、嬉しいだけ…。」


そう言うと、また、料理を始めた。


当たり前のこの光景に


俺は、どれだけ出会わなかったのだろう…。




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