転勤族妻の憂鬱
「何観ようか?」

和樹が言う。

「今、あってるのは…あれは?コメディの、時間すぐだし、ちょうどいいかも、楽しそうだし。ねぇ、どう?」

「うん、いいよ。じゃあ、行こうか。」

「うん」


あたし達は、一緒に並んでチケットを買い、お金はもちろん、自分の分は自分で出して

ポップコーンは、和樹のおごりで…中サイズを買って、ジュースを買って…。


そして、少し薄暗くなった館内で席を探すと、後ろの席で、他には、3組のカップルがいるだけだった…。


まるで、貸し切り状態だ…。




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