さようなら。
「……ごめん……

肘の怪我と一緒に見つかった

関節の近くに

悪性の腫瘍があった

正月にみんなと会わない間に

手術受けてた

肘だったから危ないとこもなくて

ほとんど体に負担かけないで

腫瘍取ることができた

…………けど

俺の家系そういうの多いから

若いうちに脳とかにも

腫瘍できる可能性がある

特に俺の周りは

多すぎるから危ないって」

嘘だ……

だって哲、元気じゃん。

若くして死ぬなんて

あたしを置いていくの?

「でも大丈夫だよ

今腫瘍があるわけじゃないから」

人事みたいに笑って言うけど

あたしは本当に心配なんだよ……
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