addiction to you~想いが繋げる恋心~
何かに怯えているような。
笑顔はなく涙が見えた。
それに、気になる発言があった。
「他者と関わってはいけないって如何いう事なの」
「ゴメンなさい…ゴメンなさい」
やはり真白の言葉は届かない。
周りの音を消し、謝り続ける。
こんなのは姫じゃない。
「きぃ…姫ッ!!」
真白が大きな声で叫ぶとようやく周りに気付き真白を見つめた。
でも、目に光がない。
「俺は姫が笑っててくれれば良いんだ!だから頑張っていられた!姫が何処かで笑っていると思ったから」
「……何故です?自分が追い詰めてたのに」
「理由は簡単さ。俺は姫が好きだから笑ってて欲しいんだ」