-月の果てreplay story-
私は、その日
彼女の前で泣いた。
好きだったと何度も言った。
彼女は、笑って赦してくれた。
気づかなくて、ごめんなさい…と
そして、産まれたのは
可愛らしい女の子──…
ふんわりとした柔らかい髪の毛に
琥珀色の瞳──…
私と歌姫の子供だった。
子が出来てしまった。
兄上は、憤慨して
私と歌姫を怒鳴りつけた。
歌姫は、泣きながら
ごめんなさいと何度も謝った。
予想外だった、まさか
彼女が自分の子を孕むなど思わなかった。
処罰されてしまうことでさえ
私は、嬉しかった──…