絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
足を進めると同時に、段々と姿を見せてくる校舎。
あたしはいつもと違う光景に足を止めてしまった。
何故か、校門の所にたくさんの女子生徒がいる。
…岬サマファンだ。
でも、どうしてだろう。
いつも岬サマを校門で待っている人は少ししかいないのに。
今日は何かあるのかな?
そう考えたあたしは、再び足を動かした。
いつもなら、あたしも岬サマを待つ側。
だけど…あんなに酷い事を言われたら、待てないよ。
どれだけ岬サマが好きでも。
思い出してしまった現実に少し悲しくなりながらも、あっという間に学校へと到着したあたし。
岬サマファンの迫力に怯えながらも、校門を通り抜けようとした時だった。
.