ケンカ上等☆不良校上々↑↑
「楽しそうだね、」
「バカが一緒で〜♪」
あたしに続いて、ワザと大声で言った芽咲。
ベットの上を、ぴょんぴょん跳ねて遊んでる。
子どもみたい。
まだ子どもだけど。
それを優しく見守るアキちゃんは、すごく大人だと思う。
もしかしたら、呆れてるだけかもしれないけど。
『あぁ、楽しいよ。
バカが一緒で』
笑いながら答えた翼に、なにやら太陽が文句を言い始めた。
『なんでオレばっか、いじめられんの〜?
ね〜、なんで〜?』
「それはね、そーゆー運命だからよ」
跳ねるのを止めて、しみじみ語る芽咲の声は、たぶん向こうには届いてない。
『あーっ!
また、電話っスか?』
再び騒がしいコが、追加された。
『さっき、白石が勝手にケータイ使ったんスよ』
『鈴野がみくると話したいって言ったんじゃ〜ん』
『でも実際、白石がずっと芽咲と電話してたじゃないっスか』
どうして、この2人は言い合いが続くんだろ。