ケンカ上等☆不良校上々↑↑
それもそれで、なんかヤダな。
考えながら、無意識に足を前に踏み出す。
鬼ごっことか、サッカーとか、ドッヂボールとか……。
辺りはみんな小学生みたい。
「あたしも遊ぼっかなー」
ボソッと呟いてから、また足を進めると、腕を後ろから引っ張られた。
「なに?」
───ドンッ
鈍い音と共に、頭に激痛が走る。
「あっちゃ〜、間に合わなかった」
「いったーい」
頭の上に両手を乗せて、しゃがみ込むと、少し離れたところから謝罪の声。
どうやら、飛んできたボールが頭に直撃したらしい。
「ごめん、オレがもう少し早く引っ張ってれば」
「別にいーよ。
太陽のせいじゃないし」