ケンカ上等☆不良校上々↑↑



それもそれで、なんかヤダな。







考えながら、無意識に足を前に踏み出す。


鬼ごっことか、サッカーとか、ドッヂボールとか……。




辺りはみんな小学生みたい。




「あたしも遊ぼっかなー」



ボソッと呟いてから、また足を進めると、腕を後ろから引っ張られた。



「なに?」






───ドンッ


鈍い音と共に、頭に激痛が走る。






「あっちゃ〜、間に合わなかった」

「いったーい」



頭の上に両手を乗せて、しゃがみ込むと、少し離れたところから謝罪の声。





どうやら、飛んできたボールが頭に直撃したらしい。





「ごめん、オレがもう少し早く引っ張ってれば」

「別にいーよ。
太陽のせいじゃないし」






< 211 / 541 >

この作品をシェア

pagetop