ケンカ上等☆不良校上々↑↑
ニコニコしながら、耳打ちしてきた芽咲を、あたしはキイッと睨んだ。
「なんでぇ〜?
翼じゃなきゃ嫌なの?
つまんな〜い」
「つまんないとか、そういう問題じゃなくてさあ」
いきなりだよ?
話したの初めてだったんだよ?
そりゃ、顔は良かったかもしれないけど。
「声、」
「声がどうかしたあ〜?」
「響いてて、でもめっちゃ上から目線って感じの喋り方だった」
「別にいいじゃん。
みくるの好きなタイプでしょ〜?
翼だって生意気だしぃー」
そんなんじゃなくて、翼とは違くて。
もっと、こう‥なんていうか。
「優しさを感じない喋り方?みたいな」
ちょっとは、優しいと思う。
助けてくれたし。
けど、なんかあの人好きじゃない。
「それに、瞳が冷たすぎる」
「ふ〜ん。
で、名前は?
聞かなかったの?」
「知らないよっ、そんなの」
名前、聞く前にどっか消えちゃうし。
ほんっと、意味わかんない。