ケンカ上等☆不良校上々↑↑
「ありがとう」
不意に聞こえてきたのは、背後からで。
振り向くと、相変わらず笑顔満開の太陽。
「なんか、真面目にお礼言われると照れるんだけど」
「いや、助けてもらってるから言わないと〜、って思って」
でもあたし、助けるって言っても、何もしてあげられてないよ。
話、聞いてあげたくらいだし。
そんな心の声を感じたのか、太陽は言葉を続ける。
「実を言うと、店で話してても全然ダメでさ〜」
腕を組んでため息を1つ。
「なんも話が進まないまま時間が経って。
みくるちゃん待たせてるからって芽咲が電話したんだよ」
気を遣って電話してくれたのに、あたしはその頃会話に夢中だったわけで。
ごめんなさい。
「それで、心配になってオレらで捜して〜。
その最中に、気づいたらいつも通りに戻ってた」
視界には、嬉しそうに笑う太陽がいる。
「ごめんね?」
「なにが〜?」
「無駄に、心配させちゃって」