ケンカ上等☆不良校上々↑↑
今日、入学式だったわけだし。
親の転勤が理由だから、ここには仲のいい友達はいない。
「知らないよ。
会ったことあるかな?
ねぇ、翼先輩って、どーゆー人?」
そんなあたしの反応に、困った様子の歩夢。
「会ったことあるかなーって……。
さっき、みくるを助けてくれた人だよ。
黒髪の」
え?黒髪?
告げられた言葉に、記憶を少しだけ前に戻す。
あの男の子、確かに同じ学校の制服だったけど。
「耳にピアスしてた人?」
「そうそう」
「歩夢の質問に『あぁ』って答えてた男?」
「そうその人」
「最後に、『別に、俺なんもされてないんで』って言ったヤツ?」
「だから、そうだって」
じゃあじゃあ、ひょっとして。
「歩夢がカッコイイ的なことをボソッと言ってた相手?」
「だからー、そうだってば!!」
歩夢は何度も確かめるあたしに対して、意地になってる。
ちょっと可愛いかも。