Memories - 年の差恋愛 -
『俺が、会いたいんだ。駄目かな?』

少しだけさみしそうなその声に、今から会いに行ってしまおうかという気持ちになってしまう。

でも、ぐっと我慢しなきゃ。

きっと飛田さんは本当に寝ていないんだろうし。

「でも、寝不足だと辛くないですか?」

『これから少し寝るから大丈夫。がっつり寝ちゃうと夜眠れなくなりそうだし』

ああ、そうか。

こんな時間から寝てしまったら、夜中に目が覚めたら明日辛くなってしまうんだ。

結局。

少しでも飛田さんに無理をさせないために、夕飯の食材を買って私がお邪魔することになった。

電話を切ってから、夕飯のメニューを考えながらも同窓会のことが頭の片隅から離れなかった。

…信じるって決めたんだし。

あれこれ聞きだすのはやめよう。

それに、最後はお友達の病院のことで大変だったんだろうし。

寝起きだから軽いものがいいかな。

必要な食材をメモ用紙に書き込んで、いつでも出られるように準備だけ済ませておいた。
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