僕の女王様
「……そう。それはごちそうさま」


棒読みで言うと、女王様は迎えの席に移動する。


脚と腕を組み、窓の外の一点を集中的に見ている。


風景を眺めると言うよりも、僕を視界に入れない努力をしているように思えてならない。


その場の雰囲気に乗せられて、キスをしておいてなんだけれど、女王様の機嫌を損ねる要素が思いあたらない。
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