現代戦国時代
「お前の仲間もおっかないな」
 
横に立つ慶次が耳打ちしてきた。
 
「ほら、二人とも座りな。闇雲と戦って疲れてるんだろ?」
 
「源内……」
 
やはり、源内の発言にはおかしいところがある。
 
なぜ、闇雲の訪れを知っていながら俺を外に追いやったりしたのか……
 
まるで、これじゃあ…
 
「どうした、幸村?」
 
「いや……何でもないよ。慶次」
 
まるで……
 
源内も闇雲の一員のようだ。
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