現代戦国時代
俺の質問に、源内は口を真一文字に結んだまま、うんうんとうなっている。
 
どうやら、のんびり屋というレベルの男ではないようだ。
 
「とりあえず、探してみるか……目印はこの木製の箱だな。行くぞ、慶次」
 
「おう」
 
立ち上がって、階段を下り、俺達は再び町に繰り出した。
 
雷神との騒ぎはどこへやら……町にはいつもの活気が戻っていた。
< 438 / 773 >

この作品をシェア

pagetop