ヤンキーの恋~少年編~
揺らぐ気持ち
陽子に会いにいくからには断りの文句を傷付ける事なく伝えなければならない。

陽子を傷つけたら先輩が…しかも妙に積極的なので、本気の可能性が高い。


(気が重い…これが椿ちゃんだったら全速力で会いにいくのにな…)と思いながらコンビニに向かった。

単車のスピードも気持ち控え目で時間を稼ぎつつ、ない頭をフル回転で考えてみたが何も浮かばない駄目な脳だ!


結局何も浮かばないままコンビニに着いた。


陽子はまだ着いていない様だ。


(早くこいとか言っときながら、いないなんて何様だ)と単車を止めた瞬間コンビニのドアが開いた。
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