どこにでもあるラブソング
「嫌?」


「嫌とかじゃなくて、ここ周りから見えるし、家に家族だって居るんだけど…」



そう言いながらも少しずつ抵抗が弱まってきた。それだけのことが少し嬉しかった


「俺さ、すげー考えたけど歌穂に言われた意味がわかんなかった」


抱きしめているせいで歌穂の表情はわからない


「愛してるって言葉が軽いって言うけど、俺は軽く言ってるつもりなんてない」


「うん…」


「だから行動してみた。歌穂がどう思ってるかはわかんない。でも、好きって言うのも、愛してるって言うのも、こうやって抱きしめるのも、歌穂だけだから。歌穂にしか言いたくないし、歌穂にしかしたくない」
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