どこにでもあるラブソング
自分の気持ちを素直に伝えた。それが良いことなのかはわからないけど、これで伝わらなかったらもう何もできることがなかった。


「……ごめんね」


予想外の言葉と同時に俺の背中に歌穂の腕が回され、抱き返された


「ごめんね……」


「何で謝るの?」


「……ごめん」


ごめんしか言わない歌穂。その声は少し涙声だったから、少しだけ抱きしめる腕の力を強めて次の歌穂の言葉を待った



「不安…だったの…」


「不安?」



「うん…晃一は優しいから…私が好きって言ってって言うから…好きって言ってくれるのかなって…」
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